ダイエット外来2回目
1回目に食事を毎日つけるよう言われ、ファイルを手渡された。
が、そんな地道なこと、このものぐさな私ができるわけがなく、大体こんなもの食べてたかな~という感じで、2回目の通院の1時間前にまとめて書いていった。多分気づくよね。ごめんなさい。
病院につくとまずは今回も体重と血圧を測る。そして今回はお腹のエコーをとる。脂肪肝になっていないかを調べるためだ。あ、忘れてたけど1回目の時そういえば心電図もとった。
こういう検査をしてもらえるのがダイエット外来の良さだと思う。肥満によって引き起る可能性の高い検査を保険で色々とやってもらえるのはありがたい。
お医者さんとのお話は、前回から今回の間に記録した私の食事内容を見てあれこれアドバイスをもらうというもの。
「朝をたくさん食べて、夜は控えめに」「野菜をたくさん食べましょう」「夜控えめにすると朝お腹が減って目が覚めるという状態になりますよ」
……正直、どれも普通すぎるアドバイスで、はあ、知ってます。という感じ。これじゃ病院に通っている意味ないじゃん!と少しイライラした気持ちになった。
そして、栄養士さんの指導。見栄っ張りの私は、食事の記録を見られると思ったらいつもの食事は見せられない!という気持ちになり、かなりがんばってサラダや野菜を多めにしたり量を減らしたりと気を付けた。
のだが、栄養士さんからの言葉は「多分野菜が足りてませんね」「サラダの量は、もっと多くても良いです」
え?私のサラダの量知らないくせに何言ってんの?ボウルいっぱい食べてますけど。とさらにイライラ。
そして「料理が苦手なので簡単にできるメニューを教えてほしい。野菜はがんばってとっている」とアドバイスがほしい気持ちで質問したところ、栄養士さんの表情が一変。
「あなたなんのためにここに来てるんですか?食生活を変えないと何も変わりませんよ?」と怒りだした。
前向きにアドバイスがほしいと思って聞いたのになぜか怒られて、ああ、この人には何を話してもきっと通じないなと思ってあきらめて口をつぐんでしまった。
太ってるから見下されてる、デブに人権はないのだと本当にズーンと落ち込みながら病院を後にした。
でも後になって考えてみると、結局肥満を改善できるのってお医者さんではなく自分自身なのであって、いかに甘えた気持ちだったのかって今になったら分かる。肥満の改善って自分自身と向き合う以外に方法はない。
それにこのクソ栄養士のおかげで「ちくしょー!次回はきっちり結果を出して何も言えなくしてやる!」と闘争心が湧いたので結果良しとする。
もしかして患者を怒らせるのもカウンセリングの一つだったのか?!
というわけで、2回目の時点では「ダイエット外来って意味あるのかな……なんもしてくれないし。それにお金払ってなんで怒られなきゃいけないの」という気持ちのまま終了。