孤独をふりはらう道
手術する、しない、なかなか決められないまま過ごしていて、どーしたもんかと悩む日々。
周囲の病気を経験していない友人に話しても、なんとリアクションしたらよいか分からない、腫れ物に触るよう、ひたすら悲しむなどという反応が多く、まあそれは仕方ないなと思っていた。でもそんな反応がより自分を孤独に追い込んだ部分があって、誰にも分かってもらえないなら話さないようにしようと思っていたところだった。
でもそんな折にそういえば婦人科系の病気を経験している人が周りにいることに気が付いた。彼女らに会って話してみたいと思うようになった。
そしてなんとタイミングの良いことにその中の一人が旦那さんと一緒に近くで飲んでいるということで、仕事を早めに切り上げて向かった。彼女は以前の職場の先輩。少し変わった人なんだけど、根はやさしくて大好きな人だ。
しばらくお酒を飲んでから、「そういえば、ちょっと病気が見つかって」と話を切り出し、手術しようかどうか悩んでいるというと、「早くしちゃった方がいいよ!」「大丈夫大丈夫!」と明るく背中を押してくれた。深刻にならずに明るく真剣にアドバイスしてくれて、とてもありがたかった。そして旦那さんも、「結婚前に病気についてはよく話し合ったよ」と、そうした病気のこともふまえて結婚したカップルを目の前にして、とにかく勇気づけられた。ちなみに彼女は前の記事で書いたダイエット外来を紹介してくれた人でもある。
同じ病気の経験者に相談できて、一人じゃないと思えてとても心強かった。すごく心が救われた日だった。帰り道に少し涙が出た。