食べるの大好き・筋トレ嫌いな人が18kg痩せたワケ

健康体を目指して18kg痩せました。アラフォーだし痩せづらい体質の私が、もがきながらやってます。

これまでの失敗だらけのダイエット

 私は人生で太ったり痩せたりを繰り返していて、今回のダイエットは何度目の大幅ダイエットだろうという感じ。

 

幼少期は太っていて、小学6年生までは近所のおばちゃんに「あら~貫禄があっていいわね~」とよく言われていた。「貫禄がある」という言い回しが当時分かっていなかったので、「いいわね~」という部分だけ理解して「褒められている」と思っていためでたい小学生だった。

 

中学生になると運動部に入り、毎日筋トレと10kmほどのマラソンを課せられていた。そして身長も急激に伸び、みるみる痩せていった。160㎝・45kg。筋肉もあったしこのころはこれまでの人生で一番健康的な体型だった。

 

その後高校生になり部活は続けていたもののあまり真剣に取り組んでいなかったし、友達と遊びまわるのが楽しかったということもあり、どんどん体はゆるんでいった。そして大学生の頃には165㎝・60kg。自他ともに認めるぽっちゃりた爆誕したが、当時お付き合いをしていた人も何も言わなかったし、それほど気にしていなかった。

 

そして働きはじめてさらに増加。65kgまでになり、さすがに自分でもやばいなと思うようになっていた。そんな時、好きな人に振り向いてもらえず悩みを打ち明けていた友人から「男だって美しいものを選ぶのは当たり前」と言われ(今考えるとどんなアドバイスだと思うがw)、ハッとした気持ちに。そして、「美しくなくて愛されようなんて、なんておこがましい!」と思い一念発起。この時のダイエットはほとんどものを食べないという超不健康なダイエットだった。朝は食べない、昼は社食のそばを3口くらい。夜はサラダという生活を続けた。面白いほどにみるみる痩せて、2か月で15kgのダイエットに成功(?)した。

 

それから1年くらいはキープしていたが、じわじわと太り始める。そして見事にリバウンドし、3年程度かけて70kgに。この頃は超ブラック企業に勤めていて毎日終電、徹夜も当たり前、みたいな生活だったので、心身ともに病んでいた。終電帰りでコンビニに寄り、パスタとかつ丼を買って夜ご飯を食べる。でも日々のストレスのはけ口が食しかなかったのだ。今考えると本当にかわいそうな生活。この頃橋本病も判明して、忙しすぎる仕事は二度としないと誓った。

 

そしてブラック企業から死ぬ思いで抜け出し、しばらく無職を謳歌した。世界中を1年弱放浪。ストレスからの解放と毎日好きなだけ寝るという健康的な生活で気が付いたら58kgまで痩せていた。この時は本当にダイエットのことは無意識で、1年後に日本に帰ってきて体重計に乗った時には結構驚いた。

 

そして、忙しい仕事はもうしないと誓ったにも関わらず、また忙しい仕事を選んでしまう。しかし今度はブラックではなく自分のやりたい仕事で、自ら仕事をしたくて長時間働いてしまうという、さらに抜け出しづらい仕事を選んでしまう。忙しさにかまけて生活をおろそかにしてしまい、順調にリバウンドしていく。

 

なんと今度は人生最大の78kg。ある日78kgという数字を見て、「え?約80kgじゃん!!!」と仰天。そして今回のダイエットに取り組んだというわけです。まだまだダイエットの途中だけど、現在65kg。今回はこれまでと違って長期間かけて一生太らないことを目標にしている。ごはんもしっかり食べてるし、お菓子もたまに食べてる。これまでのダイエットと違うのは、少し食べ過ぎた日があっても精神が常に安定しているということ。これまでのダイエットでは、短期間で結果を出したいと思っていたから、例えばおにぎり一個食べてしまったとしても「ああ~食べてしまった~!もうだめだー!」という気分になって、なんて自分はダメな人間なんだ、もうだめだ、と自分を責めまくっていた。それがある日何かがパーンとはじけて、「あ、もういいや」と何も気にせず食べまくる生活になってしまうという、激しい反動を引き起こしていたんだと思う。

 

今回は、少し食べすぎたことがあっても、お菓子を食べても「ま、明日またいつもの生活に戻せば大丈夫」と余裕をもって罪悪感なくおいしいものを食べられる。健康って一生を通じて気を付けていかなければいけないものなので、そうした終わりのない食事と日々の生活をいかに続けるか、ということになる。だから、ちょっと食べすぎたり、お菓子をたべたりしても、一生のうちのささいなことで、そんなに気にすることじゃない。9割健康な生活をして、1割をご褒美、という感じで過ごしていきたい。これまで太っていた時の生活は、8割がご褒美、2割で健康に気を遣うという感じだったなと思う。

 

日々の基盤がしっかりしていれば、気兼ねなくご褒美を楽しむことができる。