バリウムを上回る強敵がいたとは知らなかった
健康診断で今年初めてバリウム検査をすることになった。
バリウムは事前に色々な情報を聞いていてすごくビビっていたのだけど、それほどビビる必要はなかったので、これから初めてバリウム検査を受けることになる人のために記録しておきたい。
まずバリウム検査がある場合は飲食の制限がある。
食事は12時間前まで、水分は2時間前まで。
私は13時間からの検査だったので、12時間前というと深夜1時ということになる。
もともと朝食は食べない派なので前日の夜普通に食事をしてそれから検査まで何も食べないというのは全く苦じゃなかった。
水分2時間前というのも特に問題なし。
バリウム検査の前に身体測定やら視力測定やら色々あって、その後いよいよ緊張のバリウム検査。
まず発泡剤と水を手渡される。
「発泡剤を口に含んだらすぐに水で流し込んでくださいね。ゲップしたくなると思うけど我慢してくださいね~」
まあこれは余裕でしょ。と思って発泡剤を水で流し込んだ瞬間、
クソまず―! ゲロの味!!!!
味が本当にゲロ。ゲロ吐いた後の香りが口の中に充満してる。ここで本当に吐きそうになる。
バリウムが難関だと思っていたので、まさか発泡剤でこんな苦痛を味わうとは知らず不意打ちパンチにプチパニック。
大混乱の中バリウムを手渡され一気に飲むよう指示される。
え、ちょ、吐きそうなのに、これから難関のバリウムとか、マジで吐くんじゃなかろうか?! と恐る恐るバリウムを飲み始める。
あれ? おいしい?
なんか、シェイク? プロテイン? 全然飲めるわ。
普段プロテイン飲んでる人は余裕なのでは。味も甘くておいしい。発泡剤のまずさをプロテインで打ち消すことができて冷静さを取り戻すことができた。
その後台の上に寝かされ、回転するように指示され、逆さになったり細かくポーズを指示され。結構このポーズがよく分からなくて苦戦してしまった。
つーか発泡剤でお腹パンパンの中「右回りでゴロゴロ2回転してくださ~い」とか結構つらい。
そんなこんなで5分くらいで終了。
下剤を渡され水をたくさん飲むよう指示される。
バリウムは腸で固まるとヤバいみたいな話を聞いていたので、すぐさま下剤を飲み水も指示されたとおり2杯飲んだ。
検査終了後、普段下剤を飲まないので便意がいつくるか恐怖ですぐさま家に帰ることに。何か食事をした方がいいことは分かっているけども、発泡剤のあまりの威力でお腹がいっぱいで食べられない。
検査から2時間後、やっと何か食べられそうだったので、うんちが出やすそうな油たっぷりのハンバーグを食べた。
下剤を飲んでから5時間経っても一向に便意がやってこない。
バリウムが腸の中で詰まってしまうイメージが頭から離れず途端に怖くなり、コーヒーをがぶ飲みしたりお腹いっぱいだけどがんばっておにぎりをさらに2個食べたりお腹をマッサージしたり。
お腹を励ますこと2時間、検査から7時間後、やっとバリウムを出すことができた。
本当に白い。しばらく珍しい白いブツを見ながらニヤニヤしてしまった。
下剤は効いたのか効かなかったのか良く分からないけども、翌朝ももう一度出たのできっと効いたんだろう。全然お腹は痛くならなかった。
というわけでなんとか初めてのバリウム検査を乗り越えた。
来年受ける際の注意事項は以下の通り。
1.バリウムは余裕。発泡剤に気を付けろ。
2.下剤は追加した方がいい。もしくは苦しくても検査後水を大量に飲み、食事をたくさんしろ。