【本紹介】日本人のDNAに効く永田式行き着く先のダイエット
今日紹介するのはこの本。
↓日本人のDNAに効く永田式行き着く先のダイエット↓
最初に行っておくと、この本めちゃくちゃ良い。
ダイエッターは必読と言ってもいい。
この本を通して強く言っていることがある。
「炭水化物抜きダイエットはするな!」
炭水化物抜きダイエットって、言わば思考停止していてもなんとなくダイエットしている気がするし、実際体重が減っていくしということで、真剣に考えずにできるというか分かりやすいダイエットとして人気なんだと思う。
だけどこの本の中ではいかに日本人にとって白米が必要か。小さい頃から徹底的に刷り込まれた食生活、はたまた「白米=幸せ」という意識を覆すことは不可能だと言っている。
お米を悪と考えがちな炭水化物抜きダイエットだけど、それはいつか必ず破綻する。だから無理のない続けられるダイエットをしましょうと説いている。
(ちなみに私は白米が苦手なので白米を一生食べるなと言われても全く問題ないのだけど、やっぱり健康面を考えると必要なのでいやいやながら食べている)
そしてこの本の素晴らしいところは、これまでふわっとしかわかっていなかった知識を分かりやすく根拠を示しながら説明してくれること。
「朝ごはんは食べたほうがいいっていうよね」
「睡眠不足になると太りやすいっていうよね」
みたいな、よくわからないけどそうなんだろう、みたいなことが「やっぱりそうなんだ!」に変わった。
私は実体験として朝食をプロテインに置き換えてから空腹をコントロールしやすくなったなあというのがあって続けてるんだけど、この本の中に次のことが書いてあった。
「たんぱく質を含む朝食を食べるとぺプチンYYが増加して、一日を通して食欲を抑えるという実証がある」
こういったダイエットマメ知識的なことや実生活で生かしやすいネタがふんだんに書いてあり、やっぱり! という感じで自分の知識や実体験との答え合わせができるという点も良い。
そしてダイエットを学ぶ上で切り離せないリバウンドについてもしっかり書かれていて、どうしてリバウンドが起きてしまうかの説明や、それを防ぐ方法も書かれている。
それからダイエットをする上で大事なマインドや楽しくダイエットをする方法もあの手この手で書いてあり、すごく参考になった。
そのうちの一つを紹介。
「まずは考えすぎないで、できることから始める。体が脳をコントロールすると考える。考える前に行動すれば、その行動に対して脳が後から認知するといわれている」
「行動を先にすることで『やってみたら気持ちがいい』という快楽を脳に刻みこむことができる。そうなればこっちのもの」
私は脳からの指令をいかにコントロールするかってことばかり考えていたけども、逆に考えて行動が脳をコントロールするんだと考えると非常にスッキリする。行動で脳をうまく騙して支配するのだ。なるほど。
ということで非常に良いきっかけをもらった本だった。
これは読んだ方が良い。
ダイエットという枠を超えて、自分を律する方法についても有意義な本だ。
またしばらくしたら読み返したい。