感情をコントロールする方法
前回の記事では、モチベーションなぞに頼っていたら何もできませんよ、という話をしました。
そして今日は自分をコントロールする方法として、感情をコントロールすることがある程度できるので、その方法をお伝えしたい。
私はもともと短気でせっかちだし自分の感情を抑えられないほうで、10年前くらいまでは職場で後輩をめちゃくちゃ泣かせていた。
イライラすると自分の感情を抑えられずにすぐ言葉で攻撃しちゃうタイプだった。
その頃は「目が鋭すぎて、人を殺してそう」とまで言われたほど。
それが今となっては「優しい」「絶対怒らなそう」と言われるほどまでになった(実際は優しくないし怒るけど)。その方法を紹介していく。
1.自分を客観的に見る
まずは、自分は自分ではないと思うこと。
なんのこっちゃと思うかもしれないけど、肉体と精神を持ったただの物体だと思うといいかも。
自分の行動や感情を常に離れたところから観察する感じ。
例えば今だったら「マックでPCを叩いている人」を意識する。
自分を操っている自分を意識するのだ。
2.感情を客観視する
自分という人間を客観的にみられるようになってきたら、次は感情を見る段階へいってみよう。
例えば嫌なことがあってすっごいムカついた。いつもなら感情のままに言い返して喧嘩になるところをちょっと我慢してみよう。
ここでのポイントはやはり自分を客観視すること。
「あー怒ってるなあ、自分」と思うこと。
慣れればスッと客観視できるようになるけど、慣れないうちは次の魔法の言葉がおすすめ。
「と、思っているんだなあ」
これを感情の後にくっつけるとすっごく他人事になるから。
(うわあああ~~~~!!! ムカつく~~~!!!! と、思ってるんだなあ)
ね。ちょっと冷静になれそうな気がするでしょ。
これをやっていくと、
(うわー怒ってるな、自分。そうだよね、ムカつくよねえ)
と自分で自分をなだめることができるようになってくる。
今流行の「自分で自分の機嫌をとる」ということにもつながってくるかも。
3.自分から幽体離脱する
これは感覚的なことになるのでもしかしたらわかってもらえないかもしれない。
自分から幽体離脱するイメージを持つ。
特に悲しいという気持ちがあふれてきたときに有効なんだけども、悲しい、悲しい、涙が出ちゃいそうだという時に、頭のてっぺんから斜め後ろに自分が幽体離脱するイメージをつくる。
自分が斜め後ろに引っ張られるようなイメージ。
感情が高ぶっている自分から、冷静な自分を引き出すような感じかな。
すると、感情が一気にリセットしフラットになって涙をコントロールできることが多い。
伝わるかな。伝わらないか?
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そもそも私がこの方法、特に3をマスターしていったのは、東日本大震災以降。
震災復興関連の仕事があり、被災地域に行き色々な人とお話しする機会が多かった。その中で本当に心が痛む悲しいお話を山ほど聞いた。私はもともと涙もろいほうで最初のうちは話を聞くたびに泣いてばかりで、自分のことのようにつらく、日に日に精神がすり減っていった。
これでは体がもたない! と思い、なんとか自分なりに編み出した方法。自分を守る方法をなんとか身に着けた形だ。
これが仕事上はもちろん、人間関係をある程度円滑にする術をして今の自分をかなり助けている。
ダイエットを続けるうえでも、自分の食べたい欲求を冷静に観察するというのはかなり有効だと思うので、何か参考になれば幸いだ。やってみてほしい。