プリクラを撮るだけでダイエットできる?!
鏡を見ていて思った。
私は割と自分の顔や体型が好きだ。
美人でも細くもないけど、いいなと思う。
ある程度メリハリのある体型だし、顔もよく見たらそんなに悪くないと思えてくる。
でもこう思えるようになったのは、ある程度標準体重になってから。
太っている時にはこうは思えなかった。
何を着ても似合わないし、顔は肉がつきすぎてむくんでるし、はあ、だめだなあと思っていた。
よくダイエットの本で「痩せた自分をイメージすることが大事」と書かれている。
それは本当にそうだ。
ダイエットには強烈な目標が必要で、漠然とした「痩せたいなぁ」くらいでは成功しない。「絶対にこうなるんだ!それまであきらめない!」という強い意志が必要なのだ。
ダイエットってすぐには成果が見えにくい。成果が出るまでの期間がめちゃくちゃキツイのだ。だから生半可な気持ちでは「ま、いっか。痩せなくても……こんなにツラい思いしても全然痩せないし」とまたデブ生活に逆戻りしてしまうことが多い。
「絶対にこうなるんだ!」という目標が必要になるんだけど、鏡を見ていて、これがなかなか難しいよなあと思った。
だって痩せた自分って想像できないじゃん。もともと痩せてて太った人なら昔の写真を見ればいいかもしれないけど、そういう人ばっかりじゃないじゃん。
痩せた自分を想像しろっていったって無理なんだよね。
私が今鏡を見て「痩せてよかったなあ」と思うけども、結果的に痩せたから思えることで、痩せる前の自分がこういう顔や体型になるって全然想像できなかった。だからつらかった。
絶対にこうなるんだ! とモデルや芸能人を目標にする人もいるだろう。それは個人的には全然意味がないと思っている。
だって、元が違いすぎるもん。
「きれいだなあ」とうっとりするにせよ、あまりに自分とかけ離れすぎていて、心の底では「いや、痩せたところでこうはなれないし」と思っているはずだ。
それでは意味がない。
「痩せたらこうなれるかもしれない」という希望が感じられるもの、自分ががんばれば手に入るかもしれないと現実的なものでなければいけない。
そこで私は思いついちゃった。
プリクラダイエットです。
今のプリ機ってすごいじゃん。勝手に顔かわいくしてくれて、脚細くしてくれるじゃん。え?誰?って感じになるじゃん。
でもこれって、痩せたらこうなれる可能性があるってことなんですよ。
脚が細くなって洋服もなんだかおしゃれに見えるし、アゴが細くなって目が大きくなって、顔もかわいい。そう、これこそが「痩せたらこうなる未来」なんです。これを利用しない手はない。
プリクラダイエットのやり方を説明しましょう。
1.一番お気に入りの服を着てプリクラを撮りましょう
できれば体のラインが分かる服、そしてミニスカートだとなお良し。
全身、アップなど色々なポーズで撮るべし。
2.普通のカメラで自分を撮りましょう
ここがなかなか地獄なんですが、普通のカメラ(SNOWとか加工アプリじゃなく)で写真を撮りましょう。できればプリクラの時と同じ服装で。これが本当の自分です。
角度をつけて撮るのではなく、まっすぐ正面から。誰にも見せないのだから、盛る必要はありません。つらい作業かもしれないけど、絶対に必要です。
3.プリクラとカメラの自分を比べましょう
比べてみて、どちらの自分が好きですか?
圧倒的にプリクラの方がかわいいですよね。
「絶対プリクラの自分になるんだ!」と、毎日現在の自分、プリクラの自分を見比べましょう。できるだけ目につきやすい場所にプリクラをはって、さらにスマホの写真も毎日見て目に焼き付けましょう。
4.1週間ごとに普通のカメラで自分を撮りましょう
ダイエットを続けていれば、絶対に変化があるはず。見た目も変わってくるけどなかなか自分では気づきづらいもの。定点観測としていつも同じ洋服で撮るとより変化が分かりやすいでしょう。
5.最初の地獄写真と現在の写真、プリクラとを見比べましょう
1か月も経てば、少し変化が見えるはずです。ダイエットを始める前に撮った地獄のような写真と今の写真を見比べてみましょう。「あれ?少し痩せてる!うれしい!」と思えればしめたもの。そしてプリクラを再び見るのです。「この私に少しずつ近づいているんだ」と自信を持てるはず。正しい目標をもつことで、あなたのダイエットはきっと楽しいものになるでしょう。
3か月、半年経つ頃にはプリクラと自分との差異がどんどん縮まっているかもしれません。夢が現実になったのです。おめでとう!
最初の減量がうまくいけば、後は少し楽になります。目標のイメージができやすくなっているので、またその目標に向かってコツコツ努力していけばいいだけ。
本当の自分がプリクラに追いついて、でもまだまだ細くなりたい!という場合はまたプリクラを撮りにいきましょう。プリクラを見て「え?細すぎて宇宙人みたい!キモ!」と思ったら、それ以上痩せる必要がないということです。
ちなみにこの方法が有効なのは「細くなりたい」という減量を目指すダイエットの場合のみなので、例えば「筋肉をつけてメリハリのある体になりたい」という人には全く意味がありません。
大幅減量を目指す人には良い方法だと思うのでぜひ実践してみてね。