苦しい暴食・過食に脳が支配されてしまったら
空腹には2種類ある。
1.体の空腹
お腹がグーグーなるようなやつ。体が「お腹減ったよー」って訴えてる本当の空腹。
2.脳の空腹
体は空腹ではないのに「なんか食べたい」というやつ。
むしろ胃袋は満腹の時にこれになりやすい。とにかくなんか食べたくて止められない。
嘘の空腹。
このうち2番目の脳の空腹に抗う方法をお伝えしたい。
まずは落ち着け
脳の空腹を感じると、何か食べなくてはいてもたってもいられない、とにかく食べなくちゃ! みたいな焦りを感じる。今すぐに何か食べなければ! 死ぬ! みたいな。
それで冷蔵庫をあさってみたりバッグの中にお菓子入ってないかなあと入念に探してみたりと必死に食べ物を探す。
ちょっと待て。とにかく落ち着こう。何か食べたいのは分かるけど、とにかく3分間落ち着いてみよう。できれば瞑想してみよう。呼吸に意識を集中させて、とにかく3分間を耐えてみるのだ。
普段から食べ物を家に置かない
瞑想できる余裕がある時はいいけども、瞑想しよう! と我に返る前にとにかく家のものを食べつくしてしまうことは多々ある。
そうなってしまうことが分かっているなら、はじめから家に食べ物を常備しておかなければいい。
ヘルシーな食べ物はいいよ。野菜とか果物とか。脳が食べたいときってそういうもの求めてないし。危険なのはジャンキーでカロリーが高いもの。お菓子なんてもってのほか。レトルト食品やカップ麺、冷凍食品の類もだめね。あとは缶詰も危険。
私は家に何もなくてひどい時になるとバターをそのまま舐めるという狂った強硬手段に出るほどだから、とにかくカロリーが高くて手間をかけずにそのまま食べられるものは家に置いてはいけない。
温かいスープを飲んでみる
私がこういう状態になったときにいつも助けになるのは、温かいスープ。
この温かいスープってのは、なんでかわからないけど脳をリセットしてくれる作用があるように思う。飲むとスーッと我に返って「はあ、もういいや。つーかお腹いっぱいだし。食べるのめんどくさい」となる。
特に味噌汁がいい。かつおぶしは抗肥満作用があるので空腹をより抑えやすい。インスタントの味噌汁だけでもいいけど、それにかつおぶしを入れて飲むとより楽に我に帰れるよ。
寝ちゃう
嘘の食欲が起きるのは大抵家にいるときや夜。
もうどうしようもなくなったら寝ちゃうってのも手で私もよくこの手を使う。
歯を磨いてなくてもお風呂に入ってなくてもいい。とにかくベッドに入る。食べすぎちゃうよりは全然マシ。
嘘の食欲に支配されている時は、苦しくて自分の意志ではどうにもできないもの。
だからこそ一度冷静になって瞑想し、家のものを食べつくしてしまう前にまずは味噌汁を一杯飲んでみよう。
嘘の食欲を感じている最中は苦しくて助けて! って感じだけど、通り過ぎてしまえば「なんであんなに食べたかったのかな?」ってほどになるから。波が過ぎるまでがんばろ。