食べるの大好き・筋トレ嫌いな人が18kg痩せたワケ

健康体を目指して18kg痩せました。アラフォーだし痩せづらい体質の私が、もがきながらやってます。

食べても幸せになれないという事実

また「スタンフォードの自分を変える教室」の話。

 

この本の中でダイエットに通じる話として面白いことが書いてあった。

「期待」に対してドーパミンが出るのだという。

 

例えば過食してしまうときの自分の状況を思い出してみる。

お腹はいっぱいなのに、なぜか何か食べたい。

冷蔵庫を開けて、すぐに食べられるものを探す。もうなんでもいい。あ、昨日の残りのグラタンがある。あ、バナナもあるじゃん。そうだ、冷凍していたカレーがあることを思い出した。納豆も食べよう。

お腹はもうはちきれそうなほどいっぱいなのに、まだ何か探している。

 

こういう時っていつまで食べ続けても「満足」はやってこない。

これは、「次に食べる食べ物はきっとおいしいに違いない。そしておいしいものを食べたらきっと幸せになれるはずだ」という期待に対してドーパミンが出ている状態らしい。

でも、たくさん食べても幸せにはならない。

そこで、あれ、おかしいな、次の一口できっと幸せになる、まだ幸せにならない、きっと次……と無限ループにはまってしまう。そして食べれば食べるほど自己嫌悪に陥ることになる。

 

過食している時ってすごく苦しい。

この後後悔することが分かっていながらやめられない。

 

 

ただ、こういう脳の働きを知っているだけで「あ、今ドーパミン出ちゃってるんだ」と気が付くだけで、少し自分を冷静に見ることができるかもしれない。

それから大事なのはそういう時に自分を責めないこと。

「ああ、食べすぎてしまった。なんて私はダメなんだろう」と罰しないこと。

食べてしまった弱い自分を認める。

これははじめは難しいかもしれないけども、自分を許してあげる。自分自信を大事にしてあげる。そうした気持ちが一番大事なの。

自分で自分を責めてしまうと、それがさらにストレスになってさらに反動が起こるもの。

 

おすすめなのは、「自分」と「自分の行動」を分けて考えること。自分がダメなんじゃなくて、「自分の行動」がちょっと良くなかっただけ。だから自分を責めるんじゃなくて、「自分の行動」をどうしたら正すことができるかを考えるの。

 

お菓子を食べすぎちゃった日があったとする。それは自分がだらしないからダメ、じゃなくて、なんで自分は食べすぎちゃったのかな? どういう要素が重なるとそうなってしまうのかな? と冷静に自分の行動にフォーカスする。すると、例えば今日は昼ごはんがいつもより少なかったから、お腹が空いてお菓子を食べてしまったんだ、と気づくことができる。そうしたら、もう少しお昼ご飯を多くしてみようとか自分で工夫ができるようになる。

 

こういうふうに考えると、自分もすごく楽だし、ゲーム感覚で自分を攻略していくようでダイエットがとても楽しくなると思うよ。「あ、この方法、すごく調子がいいかも!」と気が付いた瞬間は、自信につながるしすごく楽しいよ。

 

つまるところダイエットって「自分が無理なく健康に生きていける方法を考える」ってことかなと思うので、生活スタイルが変わったらもちろん方法も変わるし、一生ダイエットって続くから。トライ&トライ&トライでとにかくやってみよう!