ダイエット思考のつくり方
今通っているダイエット外来で、漢方を処方してもらっている。
「防風通聖散」というもの。
まず、防風通聖散とはどんな薬なのか。
成分
カッセキ、オウゴン、カンゾウ、キキョウ、セッコウ、ビャクジュツ、ダイオウ、ケイガイ、サンシシ、シャクヤク、センキュウ、トウキ、ハッカ、ボウフウ、マオウ、レンギョウ、無水ボウショウ、ショウキョウ
効能
高血圧の随伴症状(どうき、肩こり、のぼせ)、肥満症、むくみ、便秘
病院で処方するくらいだから、肥満がすぐに解消されてみるみる痩せていくのかな、ワクワク! と努力嫌いな私は飲むだけで勝手に痩せていく魔法の粉がもらえると密かに期待していた。
結果から言うと
「防風通聖散を飲んでるからって痩せない」
まあ当たり前の話なんだけども、あくまでもダイエットの補助的なもので、飲んだら勝手に痩せていくというものでもない。
口コミでは「快便になる、下痢をする」ということもあったけども、私は特にその効果を感じなかった。もともと便秘でもないので、いつも通りという感じ。
そして血行を良くするのか、肩こりなどにも良いと書いてあったが、それも変化を感じない。私には効かないというだけで、もしかしたら他の人はてきめんに効果が表れているかもしれない。というくらい、体の変化がない。
ただ、なんとなくダイエットの願掛けというかお守り的なものになっていて、一日一回飲むことによって「私はダイエットをしている。がんばっている」という気持ちを改めて思い出させてくれるものになっている。
結構これって重要なことで、普段の生活でついダイエットって忘れてしまいがちになり、無意識にジュースを飲んだりカロリーの高いものを食べたりしてしまう。職場にいれば毎日なにかしらお客さんからの差し入れや誰かの旅行土産などお菓子をもらってしまう。
これを「薬を飲んでいる私。ダイエットしている私」とダイエットスイッチが入ることで、お菓子を見た時にも「ちょっと我慢しようかな。せっかく薬も飲んだし」と意識がはたらくのだ。
だからこれが薬でなくても良いと思う。例えば必ず毎日プロテインを飲むだとか、朝起きたら必ず外を5分散歩するとか、何か生活の中に「ダイエット」を思い起こさせる習慣を入れることが大事なのだと思う。
そうすると、例えば「今日は何を食べようかな」と思ったときに、以前だったら「今日はグラタンが食べたい気分」となっていたところ、「今日はタンパク質が足りてない気がするから、サバにしよう」と、判断基準が変わってくる。
私もだけど、人間って「がんばろう!」だけでは絶対続かない。
自分をだます、無理なく思考を変えていくということがダイエットに重要な鍵となる。