病気のおかげでダメ男を見分けられるようになった
子宮筋腫が判明してから色々と気が付くことがあるが、
その一つに男性との相性、関係が明確になったということ。
子宮筋腫が判明する前から少し仲良くしている男性がいた。付き合ってはないけども私に対して好意があるのは感じていて、何回か食事に行ったりお出かけしたりと楽しい時間を過ごしていた。
病気のことは判明してからはほんの数人にしか話していなかった。
だって話したところで何か解決することでもないし、微妙な雰囲気になることは分かっているし(特に男性)、気を遣われても逆に困るからだ。
その話をした数人にも「いや~病気になっちゃって、ハッハッハ」と明るいテンションで話していたので、実は内面すごく不安に思っていること、怖いと思っていることは誰にも話せずにいて、すごく孤独を感じていた。
信頼できるかな、と思っていたその彼に、思い切って打ち明けてみることにした。
私「実はね、この間調子が悪くて病院に行ったんだけど、もしかしたら手術することになるかも」
男「えっ?! どうしたの? どこが悪いの?」
私「婦人科系なんだけど……」
男「え、あ、ふーん、そっか……」
私「怖いな~やだな~」
男「まあ良くなるために手術するんだし、大丈夫だよ」
この受け答えで私の心はシャッターを完全に閉じてしまいました。さて、世の男性はこの受け答えのダメポイントとこうした重めの話をされた時の正解が分かるだろうか?
<正解例>
私「実はね、この間調子が悪くて病院に行ったんだけど、もしかしたら手術することになるかも」
男「えっ?! どうしたの? どこが悪いの?」(ここまではOK)
私「婦人科系なんだけど……」
男「婦人科系ってなに? どこの病気? 痛むの?」
(これは関係性によって正解が分かれるかも。私は詳しくどこがどうなのか興味をもって聞いてほしい。だって大切な人が手術するんだよ? 気にならないの? あと痛みがあるかとか、体調の心配をしてほしい)
私「怖いな~やだな~」
男「そうだね、怖いと思うけど、僕も一所懸命支えたいと思ってるから。何かあったらすぐに言ってね」
(ここで一緒にがんばろう、支えてくれるという安心感、頼れる感は絶対アピールしてほしい)
「頼っていいよ」「君がピンチの時には僕も支える」ということで、私の場合は100%惚れちゃう。そしてここからが一番大切なんだけど、行動がきちんと伴っていること。例えばその日帰ってからLINEで、「病気について調べてみたんだけど、~がつらくなるみたいだね、あんまりがんばらないでね」とフォローできたらさらに200点加点!!
勉強になったかな?
さてさて、実際のその男性はその後パッタリと連絡来なくなりました。そのことによってまた地味に傷ついた私。だって婦人科系の病気って、女性にとっては女性性がなくなってしまうってことを考えるわけで、「病気になる=子どもを産めない=女性として無能」って考えちゃうの。だから、病気のことを打ち明けて引かれるってことは、女性として無能なんだな~って改めて自覚しちゃう。
でも、そういうことがあって、あ、これは一つの判断基準になるのでは? と前向きにとらえるようになった。私自身に魅力を感じて愛してくれる人をそこでふるいにかけることができる。どうしても子どもが欲しいという人だったら条件が合わないということで仕方がないけど、やっぱり子どもよりも私自身をちゃんと見てくれる人をパートナーとしたい。
やっぱり人生いろいろある中で、良い場面だけでなくてダメな時にきちんと支えてくれる人でないと一緒にいられない! だから、こんなことで去ってしまう人なんだなと分かって良かったのだ。人よりも武器が増えた気分である。