橋本病が判明した話
またまたダイエット外来の話。
話が前後するけども、最初だったかな?の通院の際に血液検査をする。
その際に甲状腺機能についての検査項目もあるのね。
甲状腺ホルモンって代謝に関係するもので、出すぎてると食べても食べてもガリガリになっちゃったり、少なすぎると代謝が悪くどんなにがんばっても太ってしまうというもの。
実は私は10年前くらいに「太ってしまう」方の橋本病ということが分かった。
病気が発覚する以前から甲状腺の病気のことは知っていて。接客業をしていたので、お客様の中に橋本病の人、逆のバセドウ病の人もいて、はぁ~大変だなあ、私がもしなるんだったらバセドウの方がまだましかなあ、だって勝手に痩せちゃうんだもんね、なんて勝手に思っていたものだった。
そんなある日何気なしに鏡を見ると、喉がボッコリと腫れている。甲状腺のある位置だ。マスカットほどの大きさのでっぱりが喉からびょーんと出ているような感じ。「あ、これは甲状腺の病気だ」とすぐに分かった。
その後、しばらくはすごく体がだるく、ベッドから起き上がれない、体が動かない、という日々が続いた。それにお腹も全く空かない。でも何か食べなければとなんとか食べられそうな豆腐とかポカリで生き延びていた。
そして病院に行くと案の定、甲状腺機能低下症ということで、見事?橋本病となったのでした。
そのころ貧血もひどく、階段を数段上がるだけで頭がガンガンする、風呂に入れば倒れる、ということなどは日常茶飯事だった。でもそれが普通だと思っていたので、橋本病の検査をした病院で「鉄剤を飲みなさい」と言われて飲みだしたら見事に改善されて、「え?階段のぼっても普通に歩ける!倒れない!」と当たり前のことに感謝する日々だった。
話が長くなってしまったのでまた次回。